サンリオとアニメ制作会社スタジオコメットが、キャラクター「クロミ」の著作権を巡って裁判で争っています。
この訴訟は、クロミのデザインが誰に帰属するのかが主な争点となっています。
本記事では、裁判の背景やクロミの歴史、双方の主張、今後の展開について分かりやすく解説します。
サンリオとスタジオコメットとの裁判概要

クロミは、2005年に放送されたアニメ『おねがいマイメロディ』で初登場したキャラクターで、マイメロディのライバルとして人気を博しました。
しかし、2024年6月、スタジオコメットが
としてサンリオを提訴しました。
これに対し、サンリオは「クロミの著作権は契約上サンリオに帰属している」と主張しており、現在、裁判でその是非が争われています。
スタジオコメットがサンリオを提訴
サンリオが公式声明を発表し、著作権が自社に帰属すると主張。
裁判が進行中(今後の展開に注目)。
人気のクロミとは?

クロミは、マイメロディシリーズに登場するキャラクターで、ピンクのどくろがついた黒いずきんをかぶっているのが特徴です。
そのクールでかわいいデザインと勝ち気な性格が、多くのファンの心をつかみ、特に2020年以降の10代から20代の若者を中心に熱狂的な支持を受けています。
SNSでも話題となることが多く、最近は海外市場でも人気が急上昇していますね。

台湾に行くとクロミグッズをよく見かけるね!
【クロミの基本情報】
- 初登場:2005年のアニメ『おねがいマイメロディ』
- キャラクター設定:いたずら好きで勝ち気な性格だが、実は日記をつけるなど乙女な一面も。
- 人気の理由:クールでかわいいデザインが幅広い層に支持され、グッズ展開も多い。
クロミは2022年のサンリオキャラクター大賞で初めてマイメロディを上回る3位にランクインし、その後も2023年、2024年と3位を維持しています。
このことからも、クロミの人気が近年急上昇していることがわかりますね。
故に裁判まで発展したのでしょうか。
著作権の争点とは?


サンリオの主張
- クロミの著作権は、サンリオが管理している。
- スタジオコメットとは契約を結んでおり、デザインに関する権利も含まれている。
- 著作権の帰属については、契約上明確になっている。
スタジオコメットの主張
- クロミのデザインは、自社のアニメーターが手がけた。
- クロミの創作にはアニメ制作側の貢献があり、それを無視するのは不当。
- デザインの著作者人格権を認めるべき。
このように、「著作権の帰属」と「デザインを担当した人の権利」が主要な争点となっています。
FAQ
- この裁判はいつ決着がつくの?
-
著作権訴訟は長期化するケースが多く、判決が出るまで数年かかる可能性があります。
- クロミのグッズ販売に影響はある?
-
現時点ではグッズ販売の停止などは発表されていませんが、訴訟の結果次第では影響が出る可能性もあります。
まとめ
クロミの著作権を巡る裁判は、サンリオとスタジオコメットの主張が対立しており、今後の展開が注目されています。
著作権問題は、キャラクターの創作と商業利用のバランスが問われる重要なテーマであり、最終的な決着がどのように進むのか、引き続き注視していく必要があります。



最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
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